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岡本太郎展に行ってきました

先日、新潟万代島美術館で開催されていた岡本太郎展に行ってきました。
私が子供のころにテレビに出ていて「芸術は爆発だ!」と、言っていたのを覚えています。

岡本太郎さんの作品で一番有名なのは大阪万博のシンボルでもあった「太陽の塔」でしょう。
私は、恥ずかしながら外観しか知らなく、内部に入れることはこの岡本太郎展に来るまでは知りませんでした。

「太陽の塔」の中って、凄いことになっていたんですね!。
模型が展示されていましたが、そのテーマや表現力の凄さに圧倒されました。

私は、岡本太郎さんをテレビでしか知ることができていないので、岡本太郎さんの印象は少しイッチャッている人というイメージでした。(ご関係者の方々にはすみません)
なので、あの芸術作品は、岡本太郎さんの自分の中にあるものを表現しているんだとこれまでは思っていました。

しかし、岡本太郎展に行ってびっくりしたのは、岡本太郎さんは決して自分の中にあるものを表現しているわけではない。ということです。

それは、岡本太郎さんの歴史を紐解くと分かるものでした。

日本で闘うことを決意してパリから戻った岡本太郎さんは、1951年11月に上野の東京国立博物館で偶然に目にした縄文土器を見て、獲物を追い、闘争する狩猟の民がもっていた原始の逞しさと豊かさ、生命力、見えない力と対話する呪縛の精神に、魅了されたようです。
その後、5年にわたり、日本文化の本質をさがす旅に出て、原始日本と遭遇し、それらの表現としてあの芸術作品が生まれているようです。

太陽の塔の製作も、最初は依頼を断ったらしいですね。
そして、依頼を受けた後に、また海外に出かけて行き、そこで目にする原始の世界に触れ、あの太陽の塔の原点を見出したようです。

私たちには見えていない、もしくは見ようとしていない、人間であることの本質、生命の根源をあの太陽の塔では表現されていることを知りました。

すごい方でした。

また、展示の中には岡本太郎さんの言葉もいくつかあったのですが、そのどれも人間の本質をついているもので、哲学者でもあったことが分かります。

まだ見に行っていない方がいたら、是非見て欲しいです。


↓写真撮影OKでしたので、撮影しております↓