五十嵐です。
先日、経営勉強会の豊友会全国大会に参加した後に、名古屋の方から名古屋城を案内してもらいました。
もう10年くらい前に、一度だけ名古屋城を一人で見学し天守閣に登った経験がありましたが、今回は「本丸御殿」が完成したということで、そちらを見てきました。ちなみに、天守閣の方は、空襲で焼けてしまったため、現在あるのは鉄筋コンクリート製の建物です。で、なななんと、今回解体して木造で立て直すそうです。凄いな名古屋は・・・。
その「本丸御殿」ですが、尾張藩主の住居かつ藩の政庁として1615年(慶長20)に建てられたものだそうです。こちらも空襲で焼けてしまい、今回建てられたものは、2009年に復元工事を着手し、そして2018年に完成したようです。
実際に中に入ってみると、それはそれは、すごい装飾と華麗な襖絵(ふすまえ)は、圧巻でした。
当時、ここに招かれた人は、さぞかしびっくりしたことでしょうね。
前に、日光東照宮に行った時も感じたのですが、当時の人はどこまで完成イメージを頭で描いていたのかが、不思議でたまりません。
これまで、世の中には存在しない、一度もつくったことのないようなものを、その細部まで完成イメージを持ってから造ったのか?。それとも、おおよその全体イメージがあり、そしてそれぞれの職人が細部を提案して造り上げていったのか?。細かな図面も作れない時代に、どうやって今の時代でも造るのが難しいような、びっくりするような建物を造れたのかが、本当に不思議です。
人間は、昔の時代からも、すごい想像力があったわけですね。