先日、ついにYOASOBIの新潟公演へ足を運びました。
前にコンサートに行ったのは、ビッグスワンにミスチルが来た時以来。あの時から、軽く10年近くは経っていた気がします。
だから、今回のライブは、自分にとって“久々”を超えた特別な時間でした。
会場までのワクワクと空気感
当日はバスで市役所前まで向かい、そこから県民会館へ。
バスを降りた瞬間から、すでに同じ目的地に向かう人たちがいて、「あ、みんなYOASOBIに会いに行くんだな」と思うと、なんだか嬉しくなりました。
空気が少し湿っていて、夏の終わりを感じる夕暮れの中、会場の建物が見えてくると、自然と胸が高鳴ります。
「今日は来てよかった」――そんな気持ちが、入口に着く前からじわっと込み上げてきました。
席と視界 — “近さ”がもたらす特別感
今回取れた席は、なんと 2列目中央!(実際には、前から5列目。最初の3列は関係者席)
それでも、ikuraさんもAyaseさんも、正面からしっかり見える位置。「目線が合うかも…?」と思うほどの距離感。
ステージまでの近さが、感動を何倍にもしてくれました。
開演前、ステージを見上げながら「今日はどんな景色を見せてくれるんだろう?」とワクワクしすぎて落ち着かない自分がいました。
この“期待感”が、ライブ最初の一音が鳴る直前まで持続するのがいいんですよね。
スマホOK!でもライブの質感はそのままに
ライブ中、驚いたことがひとつ。
YOASOBIの公演では、撮影(一部写真のみ)OKなんだそう。動画やフラッシュは禁止とのこと。
「ん?スマホで撮ってもいいの?」と思った瞬間もあれば、でもその分“見ること”“聴くこと”に意識が向く瞬間もあって、いいバランスだなと思いました。
(もちろん、周囲の視界やライブの集中感を壊さないマナーは大前提!)
パフォーマンス、トーク、距離感 — ライブの濃さ
ライブが始まると、すぐにその世界に引き込まれました。
ikuraさんの歌声は、可愛いとか綺麗とかを超えて、“力”を伴った表現。声の伸びも、言葉のニュアンスも本当に丁寧で。
Ayaseさんは、演出や音づくりで曲の芯をしっかり支えていて、「この人がいるからYOASOBIなんだな」と改めて感じました。
小ホールならではの演出もいろいろ。
ステージから通路まで出てきてファンとトークする場面もあり、ikuraさんがすぐ横を通ってくれたときは、もう心臓がバクバク。
“遠い存在”じゃない、“共にその場をつくる存在”として感じられたあの時間は、ライブならではの醍醐味でした。
楽曲の選び方やつなぎも絶妙で、定番曲も最新曲もバランスよく。
ノリがよい曲で会場が揺れる瞬間、重厚なバラードでしっとり聴き入る瞬間。
気持ちの起伏も豊かで、あっという間の時間でした。
終演~帰路 ~ 余韻と日常への帰還
終演後、拍手がしばらく止まらず、会場の空気が胸に残ったまま。
出口へ向かう足取りも、どこかふわふわしていました。
帰り道、「群青」のメロディが自然と頭の中で流れてきて、つい口ずさんでしまう。
夜風に乗せて、ライブのあの空気まで一緒に連れて帰ってきたような感覚。
家に着いても、ふとした瞬間にライブの映像が頭の中に浮かびます。
この感覚は、やっぱり“生の音楽”だけがくれる特別なものですね。




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